鍋島松濤(しょうとう)公園は水車が回る都心のオアシス。
水車と池がある緑ゆたかな公園です。
鍋島家は、紀伊徳川家の下屋敷の払い下げを受け、明治9年に茶園を開いて「松濤」の銘で茶を売り出しました。
茶園が廃止されてからは、湧水地を中心とする一画が児童遊園として公開され、昭和7年に東京市に寄贈された後、渋谷区に移管されました。
現在では、遊具や池の周りにベンチが配置され、桜が咲く時期には多くの人が花見に訪れます。
鍋島松濤公園の名前の由来は、この地域で松濤という名前のお茶を鍋島家が売っていたことといわれています。
この公園の大きな特徴は、渋谷周辺でも珍しい湧き水を使用した池です。
公園内の中心にある大きな池は、季節ごとの景色を訪れた人に見せてくれます。
筆者が足を運んだ際は雨が降っていましたが、紙面に浮かぶ水草、池に広がる波紋から風情を感じられました。
晴れた日には、池沿いのベンチで自然を眺めながらゆっくりと過ごすのもおすすめ!
名称 | 鍋島松濤公園(なべしましょうとうこうえん) |
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所在地 | 松濤2-10-7 (郵便番号:150-0046) |
交通 | 京王井の頭線「神泉駅」徒歩8分 JR・私鉄・地下鉄「渋谷駅」徒歩12分 東急バス(渋55)「東大前」徒歩6分 |
開園年月日 | 昭和25年10月1日 |
公園面積 | 5,012平方メートル |
主な樹木 | ソメイヨシノ、シダレサクラ、サザンカ、ヤブツバキ、ケヤキ、イロハカエデ |
主な施設 | 水車、複合遊具、ブランコ、鉄棒、砂場 |