ニューヨークの写真家ソール・ライターの回顧展が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催。前回大きな話題を呼んだ回顧展より3年余りの時を経て、再び、同じ会場にて開催されます。
ファッション写真家として成功を収めながら、表舞台から姿を消したのは1980年代のこと。改めて彼の作品が脚光を浴びるきっかけとなったのは、2006年ドイツの出版社シュタイデル社刊行の自身の写真集『Early Color』によるものでした。
約8万点のカラー写真と作品の大半を整理することなく世を去ったライターの「発掘作業」は、ニューヨークのソール・ライター財団により現在も継続中。
前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開を含む未公開作品と豊富な作品資料が東京へとやってきます。それらを通じて、ソール・ライターのさらに知られざる一面を紐解き、その魅力に迫る展覧会となります。
「カラー写真のパイオニア」と呼ばれたソール・ライター
2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍しながら、1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消したソール・ライターが一気に忘却の世界から引き戻されるきっかけは、2006年ドイツの出版社シュタイデル社から刊行された写真集『Early Color』。当時すでに80歳を超えていた彼の作品は世界の写真界に衝撃を与え、これを皮切りに世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が行われ、さらにはドキュメンタリー映画が公開。初めてソール・ライターを知る人々にもこの写真家の素晴らしさが理解される機会となりました。
天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれたソール・ライター。約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなく世を去った写真家の「発掘作業」は、ニューヨークのソール・ライター財団により現在進行形で続けられています。
本展では、前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料を通して、ソール・ライターのさらに知られざる一面を紐解き、その魅力に迫ります。
映像コンテンツ「スライド・プロジェクション」
展示室内では、モノクロ・カラー作品のほか、今回初公開となる作品を映像でご覧いただける「スライド・プロジェクション」を設置しています。
映し出されるソール・ライターのスライド作品はすべて、ソール・ライター財団による膨大な作品資料のアーカイブ化作業から発掘された、世界初公開作品。
ソール・ライターの住んでいたNYのアパートメントの窓から見た風景や、大切にしていた調度品等の記録写真をライターの作品と共に投影し、あたかも彼の仕事場で鑑賞しているかのような空間でお楽しみいただける、Bunkamura会場限定のスペシャル映像コンテンツです。ぜひ、展示室にて全貌をお楽しみください。
開催期間 | 2020/01/09(木) ~ 2020/03/08(日) |
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最寄り駅 | 渋谷駅 / 神泉駅 |
会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム |
時間 | 開始:10:00 終了:18:00 備考:金・土は21:00まで ※入館は各閉館の30分前まで |
料金・費用 | 一般 1,500(1,300)円、大学・高校生 1,000(800)円、中・小学生 700(500)円 ※( )内は前売券および20名以上の団体料金 ※各種割引チケットなどの情報は公式サイトをご確認ください。 |
お問い合わせ | ハローダイヤル 電話番号:03-5777-8600 備考:受付時間 8:00~22:00 |
主催 | 主催;Bunkamura、読売新聞社 協力:ソール・ライター財団 企画協力:コンタクト |
オフィシャル サイト |
Bunkamura ザ・ミュージアム |
注意事項 | 1/21(火)・2/18(火)のみ休館 |
出典:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/