東京都渋谷区の代々木八幡宮は、明治神宮の西側、山手通りに隣接し、小田急線の代々木八幡駅からは徒歩で5分ほどのところに位置しています。
渋谷の都会のなかにあっても豊かな緑が残されているパワースポットで、境内からは縄文時代の土器や住居跡が発掘されるなど、現在の鎮座地は古くからいわれのある場所であったことがうかがえます。
応神天皇を祀るこの神社は、鎌倉時代のはじめに夢で託宣を受けた武士が、鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して祠を築いたのがはじまりといわれており、中世から近世にかけて、厄除開運の神として、特に武士の信仰をあつめていました。
毎年9月には代々木八幡宮で例大祭が行われており、境内には多数の露店が開かれるほか、渋谷の各町内から担ぎ出されたお神輿も市街地をめぐって神社の社頭に集合し、たいへんなにぎわいを見せます。
ほかにも、5月に行われる境内末社の五社宮祭は、別名を「金魚まつり」といい、子供たちによる金魚みこしや金魚すくいなどのアトラクションがあります。